お金の基礎知識

2016年09月27日

貯金の敵!?サプリメントやダイエット食品

 不安から行動するのは危険。不合理な行動をして買うべきでないマンションを買ったり、危険な投資をしたり、詐欺にあったりする。そして、不安からの行動は、お金の無駄遣いにつながる

 ここでは、健康への不安

 今は、健康と不健康への情報が、そこここにあふれている。

 ポリフェノール、コラーゲン、プラセンタ、コエンザイムQ10、ルティン、セサミン、グルコサミン、マルチビタミン、マルチミネラル、プロテイン、もっといろいろ限りなく。(ところで若返りに効くとされるプラセンタって胎盤エキス。たいていは豚の胎盤から抽出される。うーん、私は飲んだり注射したくないなあ)。

 なんとなく不調。疲れが抜けない。ずっと健康でいたい。若々しくなりたい。体重を減らしたい。と思うと手軽なのがサプリメントだ。体重を減らすためのダイエット食品も含めて、サプリメント費は、つい膨れ上がってしまう出費のひとつ

 アメリカでは、だいぶ前に食費をサプリメント費が上回ったというデータもある。食費が月4万円のところ、サプリメントに月5万円。ありえる、ありえる。

 次から次へと、新しい成分や食品が登場し、魅力的なコピーで紹介されるから、つい試してみたくなるが、ああ、キリがない。

 サプリメントやダイエット食品の特徴は、短期間だけとっても、ほとんど意味がない、ということ。ずーっと(おそらく一生)取り続けなくては効果は期待できない。

 であれば、自分に合う、自分に必要なサプリメントを見つけて、予算の範囲で続けることだ。新しい成分、商品にはすぐ飛びつかず、3年くらい様子を見ていい評価が出てから試すのが、賢いやり方だ。

 サプリの予算をいくらにするか。

 バランスのいい食事をしなければ、せっかくのサプリも効果を発揮できない。健康な食事を心がけたうえで、食費の4分の1以下が健全だと思うけど、いかがかな? 食費4万円の人で1万円まで。いい線だ。

私は体調が悪い時はサプリメントをいくつも飲んでいたが、運動を始めたら自然とサプリに頼らなくなった。今はビタミンCとビオフェルミンだけ。コストは月1000円なり。

 

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