お金の基礎知識

2021年03月30日

あなたのFP 相談テーマ以外の問題 見つけてくれますか?

 

今日相談に来られた40代独身の男性。春らしい爽やかな装いでした。相談のテーマは住宅購入。同じテーマで、2年前に別のFPに相談したということ。

ところが話をうかがっているうちに、彼のいちばんの問題は借金だと気がつきました。年収の6割以上のカードローン、キャッシング残高があったんです。

借金の詳細をうかがっていくうちに、いろいろな課題が見えてきました。「そうか、こっちじゃなくて、こっちに先に取り組まなくちゃいけなかったんですね」

「2年前にFPに相談した時にも、借金はあったんですよね。どういうアドバイスを受けました?」

「借金があることは話したんですが、そのことは特に質問されませんでした。家を買う時の頭金とかローンのこととかの基本を教えてもらいました」

彼が転職したばかりだったので「転職直後は住宅ローンは借りられないというアドバイスはありましたか?」「いえ、それは初耳です」うーむ。

 

医者は「風邪をひいてしまいました」と診療に来た患者が、アレルギーかもしれない、中耳炎かもしれない、がんかもしれないという可能性を考えて診療する。FPも同じです。保険の相談に来た人に、家計管理や投資のアドバイスをすることもあれば、住宅ローン借り換えで来た人に相続のアドバイスをすることもある。

 

相談者は、自分が気づかない問題を抱えていることが少なくありません。

あなたが以前に相談したFPは、あなたが気づいていない課題を見つけてくれましたか?

質問したことだけに答えるFPもいます。それで十分なときもあります。

でも「そんなアドバイスでは不十分だ、不安だ」と感じたら、弊社にご相談ください。お待ちしています。

 

 

 

 

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