遅め婚で大切なこと(1) 初めは楽だけど後がこわい
「早め婚」の次は「遅め婚」に行ってみよう。結婚年齢がどんどん上がっているので、何歳からが遅め婚か難しいところだが、ここでは夫婦の年の合計が75歳以上と定義しよう。たとえば、夫40歳と妻35歳、夫33歳と妻43歳。
「遅め婚」 → お金に余裕があるけど、計画的にやらないと後が苦しい
年齢高めはキャリアも長いので、収入は比較的高い。女性もここまでくれば、働き続けようと思う人が多いだろう。外からは、お金の心配はなさそうに見えるが、子どもの教育費や老後などを不安に感じるカップルは多い。
・まず、子どものことを話そう
遅め婚で子どもを育てたいカップルは、まずは子どものことを話しあおう。女性の年齢が高くなると妊娠しにくくなる現実がある。かといって、仕事やそれ以外のこととの調整も大切だ。
「不妊治療」が必要になることもあるだろう。その時は、公的な支援制度を調べて、治療にどのくらいの期間とお金をかけるかを、夫婦でよく話し合いたい。
・こどもにお金をかけすぎない
無事、子どもが生まれたら、「子どもにお金をかけすぎない」よう気をつけよう。遅め婚カップルは、収入が高めの分、塾や習い事、私立学校、インターナショナルスクール、留学、と子どもにお金をかけすぎる傾向がある。そのため、自分たちの老後資金が手薄になりがち。早め婚なら、子どもが独立してから老後資金を貯めればいいが、遅め婚はふたつをいっしょに貯めなくてはいけない。
教育費+老後資金をしっかり貯めた上で、子どもにいくらお金をかけるか冷静に決めよう。(つづく)
この内容は『結婚までにやっておくべきお金のこと』からの抜粋です。