詩人もお金のことで悩む
私は、詩人「伊藤比呂美さん」の30年以上のファンだ。
大学生の時に初めて伊藤比呂美の詩を読んで、衝撃を受けた。赤裸々なことばの洪水。こんなこと言っていいの?こんなこと書いていいの?本当に??
その後、本音子育てエッセイの「よいおっぱい、悪いおっぱい」から親の老いと国際介護経験(LAと熊本往復)を綴った「父の生きる」、詩集や日本古典の再解釈、絵本やユダヤ系文学の翻訳などなど(3番目のパートナーがユダヤ系だった)、多彩な活動をしてきた詩人。そう、あくまでも詩人。ああ、たぶん、私、ほとんどすべての作品を読んでると思う。
最新作は「切腹考」これも刺激的な一作だ。
で、30年以上のファン歴の後に、生きて動いて喋ってる本人に会って、朗読や、おしゃべり、人生相談の回答を聞くことができた。感動、感動、感動、感動。帰りの電車もどきどきで、夜もなかなか寝つけなかった。
すごい、かっこいい、と思ったのは、化粧せず、いつも家で着てますという感じの黒っぽいTシャツとジーンズ、無造作で白髪を染めていないな髪で、登場して講演したこと。そんなの、ふつうの女にはできません。私だって、セミナーの時はよそゆきの服で少しは化粧して行く。
そんな詩人が、先日九州の大学でセミナー講師を務めた時「学生、ロボットみたい」と感じたそう。あらかじめプログラムされた反応しかしないって。それからしばらく後、日本の大人は「奴隷みたい」と。上司や社会から命令されたことを、命令された通りに、自分の感情を殺して、実行して生きていると。うーん、考えさせられるなあ。
来年4月から、早稲田大学の文学部で講義をされるとのこと。潜り込むぞー。今から決意。
でも、現実の世界を超越して生きている詩人にも、お金の悩みはつきまとう。ましてや、日本とアメリカの両方に家を持ち、アメリカに住んで、主に日本で、そして世界各地でも仕事をしていたら、お金の管理や将来のことは、ふつうの人の何倍も複雑になってくる。
ということで、この憧れの詩人に、FPコンサルティングをぜひ提案させていただこうと思ってます。アメリカに5年住んで、アメリカのお金事情にもだいぶ詳しくなったことだし。応援してね。
また、日本在住の(英語を話す)外国人、外国人カップル、夫婦の片方が外国人というカップルにも、英語でのFPサービスを展開していこうと思っています。お金のことでなやんでいる、困っている外国人の方をご存知だったら、ぜひご紹介ください。