東京のロックダウン 外出禁止にどう備える?
世界の各国が、コロナウィルスの感染を抑えるために、外出禁止命令を出している。
家族が住むカリフォルニア州が3月19日に。私が2011年ー2016年まで住んでいたインディアナ州が3月24日から。ほかにも、ヨーロッパ、オーストラリア、中東やアジアの各国。
日本はいまのところ感染の広がりはゆっくりだが、ほとんど広がっていない段階、死者が0の段階で、予防のために外出禁止令を出したイスラエルのような例もある。
海外からの渡航禁止も帰国者の強制隔離もしていない日本、いつ、何が起こるかわからない。心の準備だけはしておきたい。
インディアナ州の例で、外出禁止がどんなものか見てみよう。ほかの国や地域も、だいたいこれに準じているが、事態が深刻になると外出できる理由がどんどん限られてくる。
期間は3月24日(火)23時59分から4月6日23時59分まで。様子を見て延長の可能性もある。
自宅滞在命令が発令されても「必要不可欠な活動」のための外出はできる。ただ、感染拡大を防ぐため他人と集まったり接触することのないように注意が求められている。公私を問わずいかなる人数の集まりも原則禁止。
可能な外出は、こんな感じ。
・スーパーへの買い物
・レストランへのデリバリー注文やピックアップ
・薬局での薬の購入
・病院での診察
・ガソリンスタンドでの給油
・ウォーキング,犬の散歩
・他人の介護
・「必要不可欠な仕事」のための通勤
必要不可欠な仕事とは、医療関係(病院・ドラッグストアなど)、食料関係(スーパー・小売店)、レストラン(ただし配達や持ち帰りのみ)、金融機関、交通機関(電車、バス・タクシー)、公共サービス(ゴミの収集、配達など)、福祉サービス、教育(学校は閉校でオンラインのみになることが多い)など。
どの国もだいたいスーパーや薬局、ガソリンスタンド、最低限の公共交通機関は、通常どおり営業している。
<どう、備える?>
海外のメディアなどからのアドバイスを簡単にまとめてみた
1、慌てない パニックにならないことが何よりも大切。戦争が始まったわけじゃない。
2、嘘の情報に踊らされない 情報源を必ず確認する。ネット情報や噂をすぐに信じない
3、食料を買いだめしない 食料が不足している国はない。日持ちのいい食品をいつもより少し多めに、くらいの気持ちで。
4、トイレットペーパーなど買い占めない
5、クレジットカードで買い物しない 収入減もありえるので、買い物は現金がデビットカードのみ。
6、住宅ローンや家賃の支払いを待ってもらう 支払いが苦しくなったら、まず貸主、次に地方自治体の窓口に相談。緊急事態なので、支払いを待ってもらえる可能性は大きい。
7、国や地方自治体の援助を調べる。資金、食料、配達、そのほかの援助が登場するはず。緊急貸付なども増えるはず。
8、近所に困っている人がいないか声をかける。ひとり暮らしの人や高齢者夫婦、病人や小さい子がいる家庭などに、「困ったことはありませんか」「何かあったら連絡ください」と声をかけよう。
9、困ったら、近所の人、友人、親戚などに助けを求める。
10、楽しみを見つける。家族や友人と連絡をとる。
11、運動をする
12、歌を歌う、楽器を演奏する
怖がらない。でも、油断はしない。備えはしておく。そして助け合おうね。