子のいる再婚で大切なこと 子どもへの責任をはっきり!
「再婚」前の結婚の子どもに対する責任を、はっきりさせる。
片方、または両方が再婚の場合、前の結婚での子どもに対する責任、特にお金のことを、互いにはっきりさせておくことが大切。自分たちのためにも子どものためにも。
- 親権はどちらにあるのか。
- 養育費を毎月いくら送るのか、受け取るのか。
- それ以外の大学の費用や旅行、結婚などの費用はどうするか。
- パートナーの子と養子縁組をするかしないか
同居して家族のように暮らしていても、養子縁組をしないと、妻の連れ子の学費を夫は(親子関係はないので)負担する義務はない。「僕は払わない。実の父親に払ってもらってね」と言われたら、そうするしかない。
ふたりの間に生まれた子どもと、前の結婚の子どもとが家族として暮らすなら、子どもたちが不公平感を感じないような工夫や努力が必要だ。お金の面では特に公平を心がけよう。
前のパートナーとの間の子とも、よい関係を保てるように、互いに配慮できたらいいね。(そのためにも、お金のトラブルは絶対に避けたい)
なお、離婚して別居していても、親が亡くなったときには子どもが財産を相続する。親の再婚相手と同居していて、親子同様の関係でも、養子縁組をしていないと、母/父の再婚相手の財産を相続することはない。
けっこう面倒なこともあるので、相続については機会を作って専門家に相談することをおすすめする。
この内容は『結婚までにやっておくべきお金のこと』からの抜粋です。