シングルマザー 将来の不安がなくなるマネープランのヒント
Sola Mama* のためのライフプラン&マネープランのヒント
Financial Planner 中村芳子
子を育てながらの暮らしはマラソン。長い目で見てプランをつくろう。
ひとりでは走り続けられない。伴走してくれる仲間をみつけよう。
シングルマザーが子どもを育てながら、楽しく生きていくためのヒントをFPの視点からまとめました。将来の不安、お金の不安が消えます。応援しています。
どんな暮らしを送りたいか、イメージしよう
- これから1年をどんな年にしたいか。思い描いてみよう。
- まず1日の過ごし方。どこに住み、朝何時に起き、何を食べて、何時に出かけ、どう働いて、何時に帰宅するか。子どもとどう過ごすか。
- 休日はどう過ごすか。
- 次に、3年後、5年後、10年後にどうなっていたいか。イメージを膨らませよう。
仕事のこと、いくつかの面から考えてみよう
- どんな仕事をするか。
- 1日に何時間、週に何時間働くか。(通勤時間も計算に入れる)
- 月の収入はどのくらいになるか。
- 家族との時間を十分確保できるかも大切。
- 時給の仕事で、経済的な自立をするのはかなり難しい。(まず不可能)
- 主婦パート的な仕事のかけ持ちはダメ(薄給で収入は増えず、体をこわす)
- 福利厚生のある正規雇用、または、それに結びつく仕事をみつけよう。
- 収入の上がる仕事につく。公共の職業訓練などでスキルアップする。
収入と支出の見通しを立ててみよう
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- いま月々の生活にいくらかかっているか、支出を書き出してみよう
- 1でイメージした暮らしを送ると、月の支出はどうなるか、見積もってみよう
- 2で考えた仕事についたときの来年、3年後、5年後の収入を予想してみよう(公的な手当も計算に入れる)
- 上の収入と支出から、生活ができるか、貯金ができるか計算してみよう。
- もし生活できない、貯金できないなら、信頼できる人に相談して対策を考えてみよう。
お金を上手に管理しよう
- 受けられる政府、地域、NPOなどからの援助を知って、上手に活用しよう。
- クレジットカードは使わない。デビットカードを使おう。
- クレジットカードのリボ払いや他の借金があれば、できるだけ早く返済してしまう。
- 新たな借金(クレジットカードでの買い物含む)はしない
- 万一に備えるお金をまず25万円貯める(目標50万円)
自分を犠牲にしない 子どもを犠牲にしない
- 働き方、暮らし方で大切なのは、自分を大切にすること。子どものために自分を犠牲にしてはいけない
- 自分のために、子どもを犠牲にしないよう気をつけよう。子にいちばん大切なのは親と一緒に過ごす時間と、親から無条件で愛されるという体験だ。
- 子育てが嫌になるのは誰にでもある。そうなったら無理をせず、友人やコミュニティに助けを求めて、子どもと距離をとり、自分の時間を持
次のことにも気をつけて!
〜 働き方、収入、暮らし、家族との時間、自分の時間は密接につながっています 〜
収入のためにハード、長時間の働き方をすると逆効果
- 収入を得ることと、良質な生活を維持することのバランスが大切。
- 十分な休息や家族との時間を持たずに長時間働くと、やがて疲労がたまり、体や心の健康が悪くなり、病気になるリスクがある。
- その結果、仕事を辞めたり、転職したりしなくてはならなくなることも。
良い収入の機会を探そう
- 時給の仕事では、経済的な自立を得られない。頑張っても将来がないぞ!
- 収入の良い仕事や福利厚生(健康保険や有給休暇)のある職場を探そう。
- そうすれば長時間の勤務を必要とせずに経済的安定を図ることができる。
スキルを伸ばそう
- スキルアップし、新しいスキルを身につけることで、収入増やキャリアアップを狙える。
- 自分の興味やキャリア目標に応じて、資格を取得したり職業訓練を受けよう。
- 人生100年時代、スキルアップは80歳まで続けなくては。
いろんな形でサポートしてもらおう
- コミュニティのリソース、政府の支援プログラム、保育支援、ネットワークを活用して、遠慮せずに、仕事や暮らしサポートを受けよう。
- ひとりで仕事、家事、子育てを全部するのは不可能。助けてももらい分担してもらおう。
- セルフケアを大切にしよう
- 体ののためのよい食事と運動、心の健康のための休息や楽しみは欠かせません。
- そのために、公的私的なサポートを積極的に受け入れましょう。
- 十分な休息を取った心と体は、楽しく働き続け、収入を得るために不可欠です。
- 体と心が元気なら、子どもとの関係もずっとうまくいく。逆も真。
それでも「どうしても育てられない」と感じたら
どんなに努力してもうまくいかないことがあります。これ以上は頑張れないと感じたら、次の選択肢もあります。相談してみましょう。我慢しすぎると親子とも不幸になってしまいます。
- 一時的に乳児院や養護施設に子を預けて、生活を立て直してから引き取る。
- 子を養子に出す(特別養子縁組)。
*Sola Mama (ソラ・ママ): 中村芳子が提案するシングルマザーの新しいネーミング。
Sola はスペイン語で “ひとりの”という形容詞の女性形。Sol (ソル)は太陽。Mamaはママ。
空で明るく輝く太陽のような女性をイメージできる。
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