お金の基礎知識

2018年10月02日

台風や地震で被害を受けたときに、するべきこと

2018年の夏は、自然災害だらけだった!地震、歴史的な暑さ、歴史的な大雨台風、また地震、また台風

日本だけじゃない。アメリカ南部を襲ったハリケーン。インドネシアの地震と津波

10月1日未明に東京を通り過ぎた台風24号の強風は、シェアオフィスのビルの一階にあるローソンのガラスを割ったらしい。

 

被害を受けた方には心からお見舞い申し上げる。しかし、日本に住んでいて良かったと思うのは、災害時に政府や地方自治体からすぐに救助の手が差し伸べられること。ヘリコプターや船での救助、崩壊した家屋での捜索、シェルター、食事や水の配給。停電や断水のすみやかな復旧。もちろん完璧ではないが、同じ災害がほかの国で起こっていたら、被害者の数や被害の規模は何倍、何十倍になっていたかもしれない。

 

もうひとつすばらしいのは、損害保険の普及。家が壊れた、車が流されたというときに、火災保険車の保険車両保険)に加入していれば(加入率はとても高い)、損害の大部分が補償される。地震保険は損害のほぼ半分補償する。

 

家が壊れたり、車を失ったショックは大きくても、それを再び手に入れられる希望があるのは(時間がかかることはあるが)本当に素晴らしい。損害保険が普及していない、加入できる人が限られている途上国ではこうはいかない。2017年にハリケーンに襲われた米国領プエルトリコは、いまだに多くの人たちが、壊れたまま、停電したまま、断水したままの住まいに暮している。町はハリケーンに襲われた直後で時間が止まってしまったかのようだ、という人もいる。

では、実際に台風や大雨で被害を受けた時にどうすればいいか。

1、損害保険会社(あるいは代理店)にすぐ連絡をする

手元に保険証券がなくても、名前、生年月日、電話番号などで保険の内容はすぐわかるようになっている。被害の概要をはなし、どのような手続きをしたらいいか教えてもらおう。

すばらしいことに、多くの損害保険会社が専用の相談窓口を設けるなど、被害に迅速に対応するための体制をつくって努力をしている。

 

2、被害の写真をとる。

3、修理などの見積もりをとる。

4、送られてきた書類に記入し、被害写真や見積書などを添付して送付する。

5、損害保険金を受け取る。

 

何がどれだけ補償されるかは、加入している保険の種類によって違う。一定の免責額が設定されていると、損害がその金額以下の場合は支払われない。

台風による高波で車が流されたり壊れた場合は、車両保険でカバーされる場、地震による津波で被害を受けた場合は、補償の対象にならない。

建物の損害も、大雨や台風によるものは火災保険で損害額がカバーされるが、地震による崩壊は、火災保険とは別に地震保険に加入していた場合のみ、損害額の約半分がカバーされる。床上浸水は、火災保険にその補償がついているかどうかによる。

火災保険の家財保険に入っていれば、台風で窓ガラスが割れて家財がダメになった分が補償されるし、地震保険の家財保険に入っていれば、家財が倒れて受けた損害が補償される。ただし家財保険は入っていない人も多い。この機会に付加するといいかもしれない。

そのほかに。

アメリカの新聞ニューヨークタイムズにが、昨年のハリケーン被害者から、今年のハリケーン被害者へのアドバイスが載っていた。中で、印象に残っていたことは

1、ローン債権者に連絡して、支払いを待ってもらう。

住宅ローン、車のローン、クレジットカード支払い、カードローン、奨学金、教育ローンなどなんでも。台風や地震の被害で支払いが難しくなったら、延滞したり別の借金でやりくりしようとせず、貸し手の金融機関に連絡し、支払いをしばらく待ってもらうよう交渉する。これはとても大切だ。

2、まわりに助けを求める

避難所生活でも、自宅で困ったときでも、自分だけでなんとかしようとしないで、まわりの人に助けを求める。遠くの親戚より近くの他人、ボランティア。助けてもらった分は、次の機会に助けてあげればいい。

損害保険の考え方も、もともとはこの「助け合い」。人生大変なことはたくさんあるけど、希望を捨てずに助け合って生きていこう。

 

 

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